聖なる夜に某闇カジノで本当にあった珍事と、石鹸の国で実際に起きたふしだらな奇跡を、ドランク・チェンジのサイドストーリーとして描きました。金と手間暇かけて危うく死にかけた経験をもとに書いたわりに短く、通勤電車で読了できる珠玉の掌編とは言えませんが、カジノに興味のある方と特にバカラ好きのギャンブラーは楽しめる内容かと思われます。
蛇足ながら、カジノのきらびやかなホールには自制心を壊す地雷が埋まっており、およそ人は両足を吹き飛ばされたことに気づかぬまま足繁く通う。それをギャンブル依存と申します。バカラ中毒が最もたちが悪い。ビルの屋上で、泣き腫らしたまぶたに家族の顔を思い浮かべることがないよう程々に、地雷を承知の上で遊びましょう。その一言に尽きます。
バカラドライブ 破滅の旅
Baccarat drive is a trip to the ruin
DRUNK CHANGE SIDE STORY